なぜこんなことに。
2015年12月23日
力任せにへし折ったわけではない。なぜといってそんなことをする理由がない。もとより怪力の持ち主でもなく、むしろ非力と言っていいが、洗い終えたのを布巾で拭こうとしたら、バチンという衝撃音というか破裂音が手元で響いて、何かと見れば根元の部分から折れていた。プラスティックの把手の部分が熱で劣化するというのならまだ分かるが、こんなふうな壊れ方をするのは初めてなのでちょっと驚いた。
まあ、十年以上は使っているだろうから、寿命と言っていいだろう。
とにかく新しいのを買わねば。
耳を装着。
2015年12月06日
何年使ったのだろう、ポータブルヘッドホンのイヤーパッドがボロボロになってしまった。使うたびに黒い粉が飛び散るので捨てようかとも思ったが、取り替えれば済むことと新しいのを購入した。中国からの船便だろう、配達まで二週間くらい掛かった。サイズが合うかどうか多少不安で、もちろんちゃんと測ったうえで購入したのだが、実際装着してみるまで不安は拭えない。まあ合わなくても数百円程度の損失だが。
早速取りつけてみると、ゆるくもきつくもなく、きちんと装着できた。
これでまた何年か使える。早まって買い換えなくてよかった。
手が廻らない。
2015年07月19日
製菓を再開したとは言ってもまだ万全ではないので大したものは作れない。せいぜい簡単な焼き菓子くらいで、ムースやショコラはとても無理。今年いっぱいはそんな感じだろうか。
ところで当サイトのHTMLの文字コードはこれまでずっとShift_JISにしていて、それで特に不都合もなかったし今もさして不都合を感じてはいないのだが、ログを見るとスマホでのアクセスのほうが多いような感じなので、それに合わせて文字コードをUTF-8にしてもいいのではと少しずつ作業している。とはいえ、ブログやSNSのようにスクリプトでHTMLを生成するわけじゃないから、全部手動で書き換えなければならないわけで、かなり面倒な作業になる。
それでも、それによってたとえば麵や剝や醬や、搔とか摑とかが表示できるようになる。どっちでも大して違いはないようなものだが、使えるのならやはり使いたい。
レシピは300あるから一日一レシピずつとしても300日掛かる計算になる。レシピだけならまだいいが、これが小説となると全部読み返さなければならないからさらに大変で、ちょっと考えてしまう。
さすがにそこまでは手が廻らないから、さしあたりレシピのみ対象とするに留め、それが済んだらどうするか考えよう。
進展なし。
2015年05月30日
書き掛けの小説が思った以上に難航している、というか全然進んでいない。今のところ246枚くらいなのだが、3月の時点で235枚だったからこの二、三ヶ月で10枚程度しか書けていないことになる。そろそろ終わらせなければとは思うものの、そう思い通りにならないというか、気合いを入れたからといって速く書けるものでもないし、無理やり書いたとしても満足できるものにはならないだろうし。殊更新しいことをやろうとしているわけではなく、同じようなことを書いているだけなのだが、マンネリというかワンパターンというか、そうしたものに陥ってどうにも筆が進まない。
そんなわけで、まだしばらく掛かりそうだ。
根拠はない。
2015年03月14日
菓子を作るのが困難になってそろそろ半年くらいにはなるだろうか。僅かな貯金を切り崩しながら細々と更新してきたが、それも底を尽き果ててもう更新するものは何もない。再開は当分できそうにないだろう。その分小説のほうに力を注ぐことができるのかと言えば、そううまくはいかないらしく、こちらはこちらでほとんど進展のないまま235枚ほどで止まっている。それでも完全に止まってしまったわけではなく、少しずつではあるが書き進めてはいて、一日に数行程度、あるいはほんの数文字程度にせよ、書いていることは書いているのだから、それをしも書いていると言ってよければだが、いつかは書き終わるだろう。尤もそこには何の根拠もないのだが。
調子が戻れば製菓のほうも再開できるだろう。もちろん根拠はないが。
後戻りはできない。
2015年01月17日
前半はどうにかなった。残る後半部分をどうするかだが、策は何もない。それがどこへ向かうかなど事前には分からないし、もし分かったとしても尚のことそちらへは向かわないだろうし。とにかく書くしかないのだが、急ぐ必要はない。というのは恐らく誰も読んでいないからだ。モチベーションが下がるどころの話ではないが、嘆いてもはじまらない。
「そんなことに何の意味がある」酔いが廻ったと見えていくらか目が据わり、ゆらゆらと上体を揺らしながらそいつが言い、手懐けられてしまった妻も同じような目をこちらへ向けてくる。
雨は止んだようだが風が出てきたらしく、時折建物全体を激しく軋ませている。しばらくそれに耳を傾けている様子だが、徐ろに口を開く。
「独り善がりも大概にするもんだ」事もなげに言いながら外へ耳をやる。
風がまた一吹きして梁の軋む響きがそれにつづく。
「つまりお払い箱ってことさ」風の吹き抜けるのを見計らってそう言うと、引き攣ったような、しゃっくっりのような掠れた声を漏らす。どうやら笑っているらしい。
忍びやかに笑う声を背に座敷を後にすると、そのまま家を出るが、どこをどう通ってきたのだか、いつか土手を歩いていた。先のほうは闇に沈んでよくも見えないが、どこまでもそれはつづいているようだった。
背に聴いた笑い声には妻のそれも混じっていたような気がした。
勝手にやって来る。
2015年01月04日
年が改まり2015年になったらしい。去年の後半はいろいろあってほとんど何もできなかったが、年が明けてもまだ引き摺っていてしばらくはつづきそうな気配。レシピのほうはそろそろ貯金も尽きてきて、そうなれば更新もできないがどうにもならない。
ところでいつからそこにいるのだか、迎えた覚えがないところをみると案内も乞わずに入ってきたらしいそいつは、紋付を着た背を屈めて火鉢に手を翳している。床を背に主人然と構えている、どうやらそいつが2015年なのらしい。らしいというのは時どき寒そうに手を擦り合わせているが、むっつりと黙り込んで一言も発しないからだ。外見には小柄な体躯だが何がなし人を寄せつけぬところがあるようでもある。
そうして徐ろに煙管を取りだすとゆっくりと火を点けて吸いはじめ、薄い煙を吐きながらちらりとこちらへ目を向けるが、すぐに逸らしてやはり何も言わない。用がないのなら帰ってほしいが腰を上げる気配もない。
「帰るわけには行かない」と上目にこちらを睨み、その眼光は鋭く、穏やかな口振りながら有無を言わせぬ凄みがある。
いつの間にか妻を脇に侍らせいて、妻も満更ではない様子で酌などしているが、いったいいつまで居坐るつもりか。
「いつまででもいるさ」と手にした猪口を打ち振ると、飛沫が灰に落ちて勢いよく蒸気が上がる。
驚いて仰け反り掛かる妻の腰に手を廻し、引き寄せるとそのまま抱き抱える恰好になる。その鋭い眼光でまたこちらを睨み、睨まれると身動きできなくなる。
「こんなことで驚いてちゃあ年なんざ越せないぜ」とその胸元へ手を伸ばす。
雨が軒を打つ音が聞こえ、次第に激しくなってゆく。
小説のほうはもう少しでできそうだ。