CPUアップグレードカードなのだった。
2004年09月02日
フリーズの原因はどうもCPUアップグレードカードだったようだ。使用中の1.2GHzを元々の350MHzに戻したらちゃんと起動した。去年の十一月に購入してからだからまだ十ヶ月くらいしか経ってないのに、どうしたというのか。放熱が巧くいってなくてお釈迦ったのだろうか。そうとすればシステム的に問題がなかったのも肯ける。ペインタで頻繁にフリーズしたのもその処理がCPUを酷使して熱暴走を起こしたからだということなら説明がつく。
完全にお釈迦ってしまったのか、直せばまだ使えるのか分からないが、どっちにしてももう350MHzでは遅すぎて話にならないからどうにかせねばならない。
芯
2004年08月30日
この四、五日というもの予期しないフリーズが頻繁に起き、初起動で起動音さえ鳴らないし再起動にも反応しなかったりすることがあり、どうも変だと蓋を開けて見てみたら、HDDの40芯ケーブルが1芯断線していた。コネクタ付近で3〜4ミリもの細長い穴が開いていて、これではフリーズするわけだ。というかそんな状態で動いていたのが不思議なくらいだ。何でそんな穴が開いているのか不可解だが、ケーブルが蓋の蝶番部分の近くを跨いでいるから開閉の際挟んで切ってしまったのかもしれない。
とにかく替えのケーブルを買ってこなければならないが、それまで使えないのは困るから応急にと穴の部分にシャーペンの芯を差し込んでみたら、ちゃんと起動した。そんなもんでも案外ちゃんと通電するということにちょっと驚いた。
いや、どうも穴は関係ないらしい。よく見たらほかのケーブルにも同様な穴が開いている。そんなことも今まで知らなかったとはアホ丸だしだ。となるとフリーズの原因が何なのか見当もつかない。困った。
このところ小説原稿との睨み合いがつづいている。真っ当な小説など書けないのは承知しているが、相変わらずのわけの分からぬ展開には頭が痛い。書きはじめはいつだってそんな調子だし難産に馴れるということもないらしく、倦まず弛まず書きつづけていつかそれがひとつに纏まってくれることをただ祈るだけだ。
タマコさんのケンシロ
2004年08月07日
タマコさんはボクのことをケンシロと呼ぶ。ボクの名前は浩一なのに「いいのっ。ケンシロって顔なんだから」そう言ってタマコさんはボクのことをケンシロと呼ぶんだった。
ボクは浩一だよって何回言っても知らん顔で、ケンシロ新聞とって、ケンシロのど乾いたよ、ケンシロ鼻毛出てる、ケンシロポン酢苦手だったっけ? ケンシロ今日何時に帰れるの? ケンシロおっさんの臭いがする、とかそれこそ何かに取り憑かれたって表現がピッタリするくらい、ケンシロケンシロって言うんだった。ああ見えてタマコさんはけっこう頑固なのだ。ボクが向きになって否定すればするほど、タマコさんも向きになってあとに引かない。
だからボクは今ではすっかりケンシロだ。でもケンシロってなんだろう。
「小学生のころね、飼ってたワニ」いつものようにじゃれ合っているときに訊いてみたのだけれど、ワニとは驚いた。
「動物園とかにいるあのワニ?」ほかにどんなワニがあるとも思えないけれど、確認せずにはいられない。
「あたしじゃないよ、お父さんが飼ってたの」
「ワニを?」爬虫類のペットなんてべつに珍しくはないけれど、身近にそういう人に出食わしたらやはり驚く。
「名付け親はあたしだけど。ケンシロとユリア。よく散歩に連れてったよ」ユリアは大人しかったけど、ケンシロは隙を見ては逃げようとしたから手が掛かってしょうがなかったよとタマコさんは懐かしそうな視線をボクに向ける。
「ボクって世話焼かせなの?」
「ある意味ね」そう言ってタマコさんはタマコさんらしからぬ含み笑いを口の端に浮かべる。次いでイタズラした子を叱りつけるような、ちょっと強い調子でケンシロとボクを呼んだ。
瞬間ボクは身震いした。それを見てタマコさんはニヤリと笑い、馬乗りになってボクを組み敷く。タマコさんに組み敷かれたボクはケンシロだった。
ウイルスや!
2004年07月08日
──なんか変やねん。
──何が?
──何がて、コレや。
──だからどれや?
──コレや、コレ、見てみ。な、なんかこう、赤なってるやろ。
──どこ?
──ほらコレや、ココんトコ。なんか、ムズムズすんねん。何やろ、何やと思う?
──虫にでも刺されたんやろ。ムヒ塗っといたら直るんちゃう。
──ええ、ホンマ? でもなんか、違うねん。虫とか違う思うねんけどコレ。なあ。なあて。
──うっさいなあ。ほなアレや、ウイルスや。悪性のウイルスにやられたんや。そやで、そやそや。悪性のウイルス。こわっ。
──ええ、恐いこと言うなや。そんなん違うわ。ウイルスなわけあるか。
──こっち来んな、移ったらどうすんねん?
──ウイルス違う、絶対違う! ウイルスなんて知らんよ、オレ。こらただの虫刺されや。変なこと言うな。
──そやからムヒ塗っとけ言うてるやん。
──ムヒて効くんかなあ。なあ、効くんかなあ?
──貸してみ、オレ塗ったるわ。どや? ん?
──どやて、そないすぐに効くかいな。あ、熱い、なんか熱なってきた。ええ、どうしょう、熱いねん。なあ、あっついねんて。めっちゃあっついねんて!
──うわっ! なんか溶けてきた、溶けてきたで。大丈夫か? どうしょう、どないしょう、すっごい溶けてるで ……
──ええねん、もう、ええねん。ありがとう、もう……ええねん……
──おいっ、しっかりせえ! ウイルスか。やっぱウイルスにやられてもたんか?
──なあ、ひとつ訊いて……ええか? その……ウイルスて、ウイルスて言うのは、いったい誰のことなん?
──アホか、何言うてんねん! ウイルス言うたら菌のことやんか。しっかりせえよ!
──ゴ……ゴメン。そうか、ウイルスは金、言うんか。どこの人や? せやけど……いったい、オレに何の恨みがあって……こんなこと……あかん、もう……ダメや。
──ダメなことあるか! まだ大丈夫や。待っとけ、すぐ救急車呼んだるからな。待っとけ。待っとけや。
教訓──将軍様には気をつけろ。