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2005年10月

29日 何を買うのか

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何を買うのか

2005年10月29日

連日マンガを描く日々だが、ベタに使う筆がケバケバというか、インクを吸うと先が割れてしまってどうにも描けなくなった。一遍に線が三本も四本も引けてしまい、それでも広い面を塗るにはさして困らないが髪の毛なんかには全然使えないのだ。以前は面相筆を使っていたのだがいい加減毛が少なくなってたので、それは捨ててこないだ買ってきたばっかの新しい筆なのにもかかわらず。よほど粗悪な品かといえば決してそんなことはなく、取りたてて高級なものではないにしてもごくごく普通の水彩筆だ。それがさして使ってもいないのにすぐ割れてしまった。面相筆のほうがよかったのか? あるいは墨汁じゃなくてマンガ用インクだから筆に悪いのかもしれない。

とにかく新しいのを買いに行った。そのついでに本屋へ寄り、以下を購入。

『此処彼処』川上弘美(日本経済新聞社 ISBN4-532-16537-7)

『決定版カムイ伝全集【第一部】1』白土三平(小学館 ISBN4-09-187851-2)

『決定版カムイ伝全集【第一部】2』白土三平(小学館 ISBN4-09-187852-0)

『カズン1』いくえみ綾(祥伝社 ISBN4-396-76368-9)

川上弘美は好きで、大概読んでいる。『龍宮』とかのガチガチの純文学系が好きなのだが、その手のものは最近少ないようで、今も『古道具 中野商店』を読んでいるが、これも軽いタッチの、キャラが前面に出てるような小説だ。『センセイの鞄』が受けたこともあってそっち系の依頼が多いのかもしれないが、個人的にはもっとわけの分からないものを書いてほしい。

白土三平は気にはなっていたもののずっと敬遠していた(何せ長いので)。決定版、単行本未収録作ありとの謳い文句に乗せられてか読んでみようという気になり、ほとんど勢いで買ってしまった。とはいえ一冊1,260円はちと高い。全38巻で47,880円にもなる! それでも文学全集などに較べたら安いものだ。

いくえみ綾は全然知らないのだが、たまたま平積みの表紙が眼にとまり、いい感じだったので購入。思っていたより絵は下手だった。ビニール包装されているから中身を確認せずに買わざるを得ないマンガのことで仕方ない。尤も言えば確認させてはくれるだろうが、それで買わぬのも何だか気が引けるし。読んでみたらしかしそれなりに面白い。なんてことない話なのだが。さえないフリーター女子(ちょデブ)が恋に目覚めて奮起し、変わってゆくみたいな。要約したら身も蓋もないほどあり触れた内容だが、面白さは別なところにあるわけだ。

因みに現在未読の書籍は以下の通り。

『さようなら、私の本よ!』大江健三郎

『神聖喜劇』一〜五『深淵』上・下『縮図・インコ道理教』大西巨人

『モーダルな事象』奥泉 光

『多情多恨』尾崎紅葉

『六〇〇〇度の愛』鹿島田真希

『卵一個分のお祝い。』川上弘美

『カギ』清水博子

『金比羅』笙野頼子

『椿説弓張月』上・中・下 曲亭馬琴

『あらくれ』徳田秋声

『忿翁』『野川』古井由吉

『そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所』松浦寿輝

『ドグラ・マグラ』夢野久作

『バースト・ゾーン』吉村萬壱

『母』高行健(ガオ・シンジエン)

『フランドルへの道』クロード・シモン

『ワット』『モロイ』『マロウンは死ぬ』『名づけえぬもの』サミュエル・ベケット

『特性のない男』2・3 ロベルト・ムージル

『精神現象学』上・下 ヘーゲル

『デカルト的省察』エドムント・フッサール

『哲学者とその影』『知覚の現象学』1・2 メルロ-ポンティ

『ドイツ・イデオロギー』マルクス

『ドイツ悲哀劇の根源』ヴァルター・ベンヤミン

『論理哲学論考』ヴィトゲンシュタイン

『哲学とは何か』ジル・ドゥルーズ

『フロイトの技法論』上・下『自我論』上・下 ジャック・ラカン

『性の歴史』1〜3、『真理のディスクール』ミシェル・フーコー

『ユリシーズグラモフォン』『滞留』『有限責任会社』『友愛のポリティックス』1・2『パッション』『フィシュ』『コーラ プラトンの場』『アデュ』ジャック・デリダ

『法華経』上・中・下

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