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雑記
miscellaneous notes
待たれよ暫し!
2005年02月27日

小説を更新してちょっと気が抜けたというか、頭のなかが空っぽで何も浮かんでこない。書き終えた達成感はそれなりあるものの次どうするかという不安が忽ち兆してくるからやり切れない。イラストの更新もせねばならないがこれもまた難渋している。地道にコツコツやるしかないし、そうして地道にやっていればそのうち活路も開けてくるだろう。とまあそんな感じでチマチマ描いている。当分更新はできなそうな予感……
レール
2005年02月16日
「これで君も立派な犯罪者だ。しっかり励んでくれよ」
「イヤですよ」
「何を今さら。世の中には泥棒したくてもできない人たちが五万といるんだぞ。それに較べて君はここまでトントン拍子じゃないか。人も羨む泥棒家業に就けたことをもっと誇りに思うべきじゃないか」
「僕にはやりたいことがあるんです」
「泥棒の何が不満なんだ。親の敷いたレールに乗るのが不満なのか。幸雄くん、それは違うぞ。君にはね、天性の才能がある。それをみすみす捨ててしまうなんて」
「でも僕には」
「まあ、分からんでもないよそれは。でも君にはやるべき仕事があるじゃないか」
「泥棒って、そんなに偉いんですか? 僕には分かりません」
「オレにも分からないさ。ただこれだけはたしかだ、君のお父さんは立派な泥棒だったということ。そしてその跡を継ぐべきは君しかいないということ」
「市村さんは。僕なんかより市村さんのほうがずっと凄いじゃないですか」
「オレはダメだ。もう歳だしね。幸雄くん、泥棒は嫌いか?」
「嫌いじゃ、ないです。嫌いじゃないけど、なんか、違うんです」
「そうか。まあ、無理強いはしないよ。焦って結論を急いでも良くないだろうから、ゆっくり考えるといい」
「考えるも何も、僕にはもう……だから……ごめんなさい」
「幸雄くん、どこへ行くんだ。幸雄くん」
どこへも行かないさ。ただ消えるだけだ。
わたしだけの
2005年02月09日
あなたは決してわたしを許してはくれないだろう。きっとあの世でわたしを恨んでいることだろう。それでもわたしはああするより仕方がなかったし、あなたに詫びる気持ちも少しもない。わたしはあなたを失った。けれどわたしはあなたを手に入れた。
そう、あなたを失うことで、わたしはあなたを手に入れたのだ。わたしのなかであなたは永遠になったのだ。もう誰もあなたを奪うことはできない。あなたはわたしだけのもの。
否
2005年02月01日
去年はボンボン・ショコラを作らなかったので今年は作ろうかと思う。転写シートも購入して準備は万端だ。レシピもupしたいところだが、チョコの扱いはそれだけでも神経使うから、写真を撮りながらとなると困難を窮める。とはいえチョコのレシピはほとんどないから作るならやはり撮っておきたい。それでもヴァレンタインに間に合うようにレシピを作成することは無理だろう。
いやいやチョコなど作っている場合ではない。やるべきことはほかにあるだろう。
──ええ、何だろう、筋トレ?
否。
──違うの? ええと、じゃああれだ、ほら、豪くんに借りっぱなしの『知覚と現象学』、アレ返せってこと? でもまだ半分も読んでないよ。
否、否。
──違うんだ。じゃ何だよ、『虚構船団』か。それとも『田紳有楽』。
否、否、否。
──もう分かんないよ。降参。
否、否、否、否。
──いないなって、うるさいなあ。
否、否、否、否、否。
──あれ、壊れちゃったのか。
否、否、否、否。
──壊れてないのか。
否、否、否。
──どっちだよ。
いやいやチョコなど作っている場合ではない。やるべきことはほかにあるだろう。
──また最初からかよ。
否、否。
──否。